Japan Information-Culture Society
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ニューズレター第6号 1997年 5月5日 発行


学会本部 〒107 東京都港区9-1-7-224
TEL 03-3408-2900  FAX 03-3408-3142

・事務局移転のお知らせ   
事務局は下記住所に移転しました

〒463 名古屋市守山区大森2-1723
金城学院大学 現代文化学部 情報文化学科 中田 平
TEL 052-798-0180 FAX 052-799-2196
e-mail : nakata@kinjo-u.ac.jp


目次


学会活動への積極的な参加を


会長 片方善治

 情報文化学会の活動は、学会誌の発行、全国大会の開催、学会賞の授与、マルチメディア分科会・関東支部・産業部会などの研究会開催と、年ごとに多彩になってまいりました。それにつれて、これらの行事に参加できなかった方々からは、活動状況を知りたいというリクエストが私のところに多くくるようになってまいりました。これに応えるようにするために、今年度から平澤洋一評議員(城西大学女子短期大学部教授)に、会報担当としてご活躍をしていただくことになりました。今年の学会誌は例年よりも早く発行します。
 全国大会は、東京工業大学で11月8日に開催されます。当日情報文化学会賞の授与式も行われます。これとは別に、マルチメディア分科会・関東支部研究会・産業部会などの恒例の研究会が開催されます。会員の皆様が、このような活動へ積極的に参加されるよう、心から祈っております。情報文化学会は、改めていうまでもなく、学際的な学会であり、また、学産協同の学会です。どうぞ会員の皆さんの周辺の方々にお声をかけ、学会への入会、イベントヘの体験的参加をお勧めくださるようお願いいたします。
 なお、私は4月より現代文化学部情報文化学科教授として名古屋の金城学院大学に赴任することになりました。それに伴いまして、事務局の実務を金城学院大学に移管いたします。事務局長は山下倫範理事のままですが、実務担当として金城学院大学中田 平常任理事をおき、事務局は会報末尾の金城学院大学に移管いたしますので、以後よろしくお願いいたします。

目次


1.論文誌掲載論文の募集

 情報文化学会誌第4巻1号の編集委員長を引き受けました。今年は例年より早く9月末日には発行する予定ですので、締め切りは5月31日といたします。 論文原稿は下記宛にお送りください。
金城学院大学現代文化学部情報文化学科教授 中田 平
送付先 情報文化学会事務局

目次


2.第3回情報文化学会賞の公募

 例年に準じ情報文化学会賞の公募を行います。〆切りは9月10日です。詳細は事務局に電話にてお問い合わせください。表彰式は全国大会において行います。

目次


3.情報文化学会第5回全国大会開催のお知らせ

 情報文化学会第5回全国大会を、東京工業大学を会場として、下記のとおり開催するはこびとなりました。つきましては、情報文化に関する研究発表・作品発表を公募いたします。会員の皆様方の積極的な参加をお待ち申し上げます。

期日 

平成9(1997)年11月8日(土)


会場 

東京工業大学百年記念館

(東工大正面人口すぐ)
〒152 東京都目黒区大岡山2-12-1
山手線目黒駅より東急目蒲線大岡山駅下車すぐ
(懇親会会場:百年記念館 内)

統一テーマ 「情報文化への期待」

研究発表・作品発表の公募要領
(1)研究発表
情報と文化のかかわりに関する研究、精報文化的研究で未発表な もの
   「統一テーマ」および「一般」の両方を募集します。
(2)作品発表
    情報文化的、コンピュータ文化的作品で未発表なもの
(3)応募方法
以下の事項を記入の上、7月31日までに郵送、FAXまたは電子メールでお送り下さい。
氏名、所属
連絡先(住所・電話番号等)
研究発表・作品発表の別(研究発表は「統一テーマ」「一般」の別も記載)
発表タイトルおよび概要(400字程度)
(4)申込先および問い合わせ先

〒152 東京都目黒区大岡山2-12-1東京工業大学

村井隆文(第5回大会実行委員長)
TEL 03-5734-2207
(郵送のニューズレターの番号に間違いがありました。お詫びして訂正します)
FAX 03-5734-2738
e-mail : rheology@math.titech.ac.jp (5)発表の違絡
 応募者には、審査の上、大会実行委員会から発表の可否を連絡いたします。また、発表を可とされた応募者には、「大会予稿集」の執筆要領を送付します。なお、原稿締切は、9月10日を予定しています。

目次


4.学会活動報告

1.第4回情報文化学会全国大会の報告
  1996年11月2日(土)、金城学院大学(名古屋)で開催された大会は、午前中は基調講演に続いて論文の発表が11名の会員によってなされた。午後は統一テーマ「インターネットの仮想都市と情報文化」のもとに、ビジュアル・スピーチが行われ、また「インターネットとVRMLの可能性」のパネルディスカッションが行われた。 引き続き、第2回情報文化学会賞の表彰式が行われた。受賞作品は、次のとおりである(詳細は、今秋発行の学会誌に発表する予定である)。

大賞
 村岸由紀(NTTデータ通信・Virtual n Townプロジェクトチーム代表)棚橋聡紀
 「3次元仮想の町・Virtual n Town構築のための考察」

国際論文賞
  高橋時市郎(NTT・ヒューマンインタフェース研究所主幹研究員)
「写実的非火写実的映像生成に関する研究」

特別賞 
 (株)ジャストシステム
「日本の将来の国語文化を意識したワープロ文化への貢献」

学会賞(5件)
◇中山 茂(兵庫教育大学・助教授)
「インターネットにおけるインタラクティブな教材−オン・デマンド研究」
◇芹沢高志(P3 art and environment・ディレクター)、 藤井浩美(NECコーポレート・デザイン部課長)、久保田晃弘(東京大学人工物工学研究センター・助教授)
「ネットワーク時代におけるアート・デザインの実践とその方法論の探求」
◇中田 平(金城学院大学・マルチメディアセンター長・教授)
「バーチャル明治村」
◇木谷 強・江里口善生・原 正巳(NTTデータ通信)
「Discours Processing for Information Extraction from Japanese Text」
◇毛利勝廣(名古屋市科学館学芸課天文係学芸員)
「プラネタリウムにおけるマルチメディアの活用」
 午後の部は公開講演会の形式をとり、ランドルフ記念講堂において行われたので、一般の方々も多数参加された。
 総会を終えた後は懇親会が開かれたが、中国人留学生による器楽の演奏会などもあり、終始うちとけた雰囲気の楽しいひとときであった。

詳細は第四回全国大会プログラムをご覧下さい。


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2.支部および分科会の活動

1)マルチメディア分科会

 本分科会は島村和典委員長(NTTヒューマンインタフェース研究所)・石川徹也副委員長(図書館情報大学)のもと、第7回まで回を重ねてきましたが、委員長交代により、次回からは新体制でスタートすることになりました。新 委員長はNTTデータ通信()技術開発本部マルチメディア技術センター長の荒川弘煕氏です。マルチメディア分科会に対する皆様のご協力・お力添えに感謝申し上げますとともに、今後ますますのご教導と多数のご参加をお願いいたします。
 マルチメディア分科会の問い合わせ先
・事務局 〒162 東京都新宿区市ヶ谷砂土原町1−2 山下ビル101
(株)ホロン  小泉・内藤
TEL 03-5261-0311  FAX 03-5261-0313
小泉 QZI01665@niftyserve.or.jp
内藤 NCP04540@niftyserve.or.jp
慶長 JDA02537@niftyserve.or.jp

マルチメディア分科会の1997年度の活動予定へ。


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2)情報文化基礎分科会

平成7年度の東西での2回の設立準備会を経て、いよいよ実際的な活動に入った。今回は第1部は情報教育・情報処理教育に焦点をおいて情報文化の基礎を探り、第2部では異なる分野からの参加者によるパネル討論「情報文化の基礎を探る」を企画した。
[日時]平成8年11月1日(金)午後2時〜
[会場]中部大学技術文化専門学校(名古屋市中区千代田町5-14-22)
[題目]「情報処理教育における創造性───事例をとおして───」
今井賢(立正大学・情報文化学会副会長)
「コンピュータとの対話による知の育成と惰報教育の設計」 
対馬勝英(大阪電気通信大学・情報文化基礎分科会委員長)
パネル討論「情報文化の基礎を探る」
 磯本征雄(名古屋市立大学)、家本修(大阪経済大学)、三好賢周(社会情報システム研究所)
        司会 対馬勝英(大阪電気通信大学)
[問い合わせ先] 〒572 寝屋川市初町18−8
大阪電気通信大学情報工学部対馬研究室内
情報文化学会情報文化基礎分科会 
TEL 0720-24-1131  FAX 0720-25-4587
e-mail :icbas@tslab.osaka.ac.jp


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3)第1回産業部会


 産業部会の水野幸男部会長が2月にスイスのダボスで行われたダボス国際会議に出席されたので、その報告会を兼ねた第1回産業部会を3月24日午後3時30分より、三田クラブ(東京・港区)で開催した。11名の会員が集まり、デル・コンピュータの社長が報告された論文の内容を聞いた後、ベンチャービジネスを生む情報文化環境について討議を行い、盛会であった。ちなみにダボス国際会議は、各国産業界のリーダーが集会して将来の展望と問題解決の検討を目的として毎年開催されている。

産業部会・鈴木敬司(株)利光[問い合わせ先]
〒101 東京都中野区本町6-7-27-2 豊国ビル 1101号
  TEL 03-3384-0044


4)関東支部研究会・21世紀ビジョン委貝会・伝統文化分科会


[日時]平成9年1月23日(木)2〜5時
[会場]ピクチャーテル(東京都港区白金台3−19−6白金台ビル)
 情報文化学会第3回合同研究会が開催され盛会のうちに終了した。先ず、片方善治学会長の挨拶(代読)、三重野博司・東日本国際大学理事のご講演「21世紀の超情報化社会における文化論・経済の字際化」、そして、宮田直美・ピクチャーテル社長の「テレ・LIVEが社会を変える」、茂木栄・国学院大学日本文化研究所助教授の「日本の祭り──北海道の神社と祭りの展開」と続いた。三重野先生は、情報化による新しい学際研究領域の発生と社会が受ける強烈 なインパクトをお話くださった。また、宮田直美社長の、オーストラリア・シドニーなどからの映像 やさまざまな画像を駆使して新知見と先端技術をご披露くださったご講演は、圧巻であった。テレ・LIVEによって、地球の裏側のような遠く離れた発信地からの情報も「生」でインタラクティブになる。映像も実にきれいである。マルチメディアはHuman Beingのためにあると説き、これからの社会では、在宅勤務や在宅医療が盛んになり、テレ・LIVEが社会を変えていく、と強調された。
 今回の合同研究会は、伝統文化分科会の発足記念を兼ねた3研究会共同の開催となった。茂木氏は、民俗学・宗教学の立場から北海道の神社と祭りの展開について話された。全国約8万の神社を網羅する資料(『神杜明細帳』など、項目は神社名・鎮座地・祭神・祭儀・建物・境内地・境内社・氏子数・由緒・境内図,立地国など)を基に北海道神社のデータべースを構築した。北海逆は、明治初期から現在にいたる130余年の歴史の中で、神杜の創建と祭りの展開は日本の古代からの神社のあり方と変遷、伝播と定着を、コマ落としのように暗示してくれるといわれてきたが、上記データペースからは、むしろ明治以前の創建になる神社が3分の1もあって、道南・沿岸地域ではほとんど神社建立が明治以前に完了している。したがって、明治以前創建の神社の重要性を説き、北海道の130余年の神社の歴史が本土の古代から現在までの神社と祭りの歴史を凝縮させているとする考え方は適当でないと指摘した。 最後に参加右全員の紹介と活発な質疑応答がなされ、宮田直美社長からも明快な応答がなされた。将来ナレーター希望の女子大生が司会をつ とめ、会場に花を添えた。参加者も企業トップ、部課長、第一級技術者、大学・専門字校関係者と多岐にわたり、50名余となった。

 [今年度の開催予定]
第5回 合同研究会(関東支部研究会、21世紀ビジョン研究会、伝統文化分科会) 
     時期 5月か6月      会場 大塚商会
第6回 合同研究会(関東支部研究会、21世紀ビジョン研究会、伝統文化分科会) 
     時期 9月      会場 ピクチャーテル
第7回 合同研究会(関東支部研究会、21世紀ビジョン研究会、伝統文化分科会) 
     時期 平成10年1月か2月頃      会場 NEC
[問い合わせ先]
関東支部研究会
〒350-11 川越市伊勢原町2−11−12 いせはらニューシティ 渋井二三男
TEL・FAX 0492−34−1579
21世紀ビジョン研究会
〒171 東京都豊島区目白2-3-9 三重野博司
TEL 03−3987-6536   FAX 03−3989-8953
伝統文化分科会
〒158 東京都世田谷区東玉川2−11−8 平澤洋一
TEL 03−3728−6425 FAX 03−3728−7421

5)医療情報文化分科会


 [問い合わせ・連絡先]
        〒157 東京都世田谷区宇奈根1−10−4 坂本眞一郎 
       TEL 03−3417−5974〒879-55
 大分県大分郡狭間町医大ヶ丘1−1        大分医科大学公衆衛生医学教室 青木一雄
        TEL 0975−49−4411 
6)情報文化教育分科会
 [問い合わせ・連絡先]
        〒106 東京都港区六本木1−9−35−307 山下倫範
        TEL 03-5570-2581   

TEL/FAX 03-5401-1838

メールはこちらへどうぞyamasita@ris.ac.jp


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5.新入会員

[個人会員](受付時の勤務先・職名、研究教育分野)

三宅新二(蒲シ備システムズ・技師補)、芳住邦雄(共立女子大学・教授)、佐藤光男(ユニコインター ナショナル梶E技術顧問、開発・経済・異文化交流プロジェクトマネージメント)、毛利勝廣(名古屋市科学館・学芸員、天文教育)、清水和美(NTT東海支社・部長、情報処理)、 渡邉彰良(立正大学・博士課程在籍、仏教と情報処理)、宮地利彦(帝京女子短期大学・助教授)、木川裕(英進国際情報専門学校・講師、租税刑法・企業犯罪 )、巽健一(金城学院大学・教授、マスコミ・広告)、町田静(立正大学・非常勤講師)、末岡千廣(電通中部支社・企画開発部副理事)、横井茂樹(名古屋大学・教授、メ ディア情報学)、関口久男(武蔵大学・修士課程)、福島充男(電力中央研究所情報研究所・所長、情報文化)、小野知洋(金城学院大学短期大学部・教授、昆虫行動学)、三石博行(金蘭短期大学・助教授、科学哲学・認識論)、石田米和(愛知淑徳大学・助教授、メディア文化)、沖鏗市(素敵空間研究所・所長、仮想都市・CALS)、石井 尚武(宇宙開発事業団・副主任開発部員、無線通信)、築雅之(日本橋女学館短期大学非常勤講師、PCの文化的思想的側面)

[賛助会員]()ソリッドレイ研究所、山梨英 和短期大学情報文化学科、()システムプラニング、拓殖大学図書館


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6.会費納入のお願い

 平成9年度分の会費を事務局までお願いいたします。全国大会の開催、学会誌『情報文化』および学会会報の発行をはじめとする情報文化学会の運営は、会員各位の会費に支えられておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。同封の振込依頼用紙とともに銀行、または郵便局にてお振り込みください。また、以前の振込用紙は無効となりますので、新しい振込用紙にてお振り込みいただくようお願いいたします。


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名簿の発行について

これまで各方面から情報文化学会の名簿の発行に関するお問い合わせがありました。学 会員の構成は学会の根幹でもあり、名簿の作成は現在、新事務局で鋭意進行中です。学会が発足してすでに5周年にあたる今年は正確な名簿を作成してお手元にお届けするべく整理中ですが、そのためにも会費の納入をお願いいたします。また、お近くの情報文化学会への加入を希望される方に、同封の入会案内をお示しいただき、ご勧誘いただけ れば幸いです。


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銀行口座  普通預金東海銀行 星ヶ丘支店店番号 276 口座番号1405328情報文化学 会