第32回全国大会プログラムの発表
1.第32回全国大会・開催のご連絡(2024年10月26日(土))
第32回全国大会は2024年 10月 26日(土) 、城西国際大学 東京紀尾井町キャンパス3号棟3階(〒102-0093東京都千代田区平河町2丁目3−20 代表電話:03-6238-8500)にて開催いたします。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。統一テーマを「生成AIと情報文化」と致します。
<受付開始> 9:45~
*大会参加費 : 5,000円(一般会員)、3,000円(学生会員)、5,000円(非会員一般)、3,000円(非会員学生)
(会場校関係者、参事会員は大会参加費不要)
*交流会費:5,000円(一般会員)、3,000円(学生会員)、5,000円(非会員)
プログラム
<開会式> 10:15~10:20
開会挨拶 遠山茂樹 会長 (全国大会委員長)
<午前 研究発表セクション> 10:30~12:00 *各発表:30分(発表20分、質疑・交替10分)
第1セッション(3302教室) 座長:坂本眞一郎(常葉大学)
テーマ:「情報文化と人間・身体」
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
山田雅敏
高田亮介 |
山田雅敏(常葉大学)
高田亮介(東京大学) |
知覚反応テスト実践時のリズムに関する考察 |
第2セッション(3303教室) 座長:後藤昌人(金城学院大学)
テーマ:「情報文化とメディアデザイン」
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
佐久間悠 | 株式会社NHKテクノロジーズ | 文字フォントの消費者心理への影響 ―流暢性の視点から― |
竹藤佳世 | 城西国際大学メディア学部 | 現代に活きる「活弁」 ―日本独自の映像コミュニケーションの活用― |
甕 佳代子
高桑真恵 望月純吉 中村陽介 |
甕佳代子 (城西国際大学メディア学部) 高桑真恵 (城西国際大学メディア学部) 望月純吉 (城西国際大学メディア学部) 中村陽介 (城西国際大学メディア学部) | メディアによる文化資源創出の可能性 ―ホテル雅叙園東京における事例から― |
第3セッション(3304教室) 座長:大嶋淳俊(宇都宮大学)
テーマ:「情報文化と経済・経営」
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
澤佑輔 | 合同会社フライングスター | デジタル時代の働き方における人件費削減に関する一考察 |
西島正彦 | C-Life代表取締役 | ビジネスにおけるコミュニケーション理論の有用性に関する一考察 |
符儒徳 | 開智国際大学国際教養学部 | シェアリングエコノミーと XaaS の共通性に基づく情報文化的構造モデル |
第4セッション(会場は当日告知) session chair : Hiroko Oe
Information and Communication’ English session’
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
AMIL KHANZADA
TAKUJI TAKEMOTO |
Amil Khanzada, PhD researcher and Prof Takuji Takemoto, University of Fukui, Japan | Using Nudge Theory for Medical AI Data Collection |
CHEN MANLI HIROKO OE | CHEN MANLI and Prof. HIROKO OE, Josai International University | A Communicative Study of the ‘Solo Dining’ Culture:
The Case of Ichiran Ramen in Japan & China |
BAI SINA HIROKO OE | BAI SINA, HIROKO OE, Josai International University | An Exploration of the Potential of Digital Forest Bathing
|
<昼食休憩> 12:00~13:20
<役員会> 12:00~13:20 議長:遠山茂樹 会長 司会:辻本篤 総務委員会 委員長
<基調講演> 13:20~14:20 (5分司会 / 45分講演 / 10分質疑応答)(司会:調整中)
講演テーマ: 「メディア系学生の生成AIに対する意識」
講演者: 城西国際大学メディア学部長 中嶋正夫 先生
<総会> 14:20-15:00 議長:遠山茂樹 会長 司会:辻本篤 総務委員会 委員長
<午後 研究発表セクション> 15:10~16:40 *各発表:30分(発表20分、質疑・交替10分)
第1セッション(3302教室) 座長:吉田友敬(名古屋文理大学)
テーマ:「情報文化と人間・身体」
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
松永知明
堀涼 浦田真由 遠藤守 安田孝美 |
松永知明(名古屋大学情報学部) 堀涼(名古屋大学大学院情報学研究科) 浦田真由、遠藤守、安田孝美(名古屋大学大学院情報学研究科) | 観光地における事業者向け歩⾏者数予測の検討と実装 |
喜田晟礼
福安 真奈、井上 愛子 浦田 真由、遠藤 守 安田 孝美 |
喜田晟礼(名古屋大学大学院情報学研究科) 福安 真奈(椙山女学園大学情報社会学部)井上愛子(名古屋大学大学院医学系研究科) 浦田 真由、遠藤 守、安田 孝美(名古屋大学大学院情報学研究科 | eスポーツの継続利用によるフレイル予防効果の実証 |
第2セッション(3303教室) 座長:樺島栄一郎(青山学院大学)
テーマ:「情報文化理論」
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
安藤元博 | 博報堂 | 「生産と消費」の終焉 ―情報ネットワーク化による市場経済の本質の顕現- |
立石祥子 | 中部大学 | 情報の膜の中で ―流動的集まりに関するメディア理論史に向けて |
大井奈美 | 山梨英和大学 | 情報文化学の倫理的展開 ―情報と創造性の倫理的理解をめぐる一考察― |
第3セッション(3304教室) 座長:符 儒徳(開智国際大学)
テーマ:「情報文化と教育」
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
岩本博之 | 岩本コンサルティング株式会社 | 人を幸せにする教育についての考察 ―コミュニケーションの視点から |
森屋 裕治 | 名古屋女子大学短期大学部 | 情報モラルの習得を目的とする各種動画教材についての比較と活用 |
大嶋淳俊 | 宇都宮大学 データサイエンス経営学部 | 地域活性化と次世代経営リーダー育成 ―地域活性化経営リーダー育成モデルの検討 ― |
第4セッション(会場は当日告知) session chair : HIROKO OE
Information and Communication’ English session’
発表者 | 発表者所属 | 発表題目 |
YASUYUKI
YAMAOKA |
the Open University | Communication Efficiency and Consensus Building in Multinational Organisations: Insights from a ‘Telephone Game’ Experiment |
HIROKO OE | Josai International University | An Examination of Reskilling and Group Work Effectiveness |
SITSADA
SARTAMORN HIROKO OE |
Mr. SITSADA SARTAMORN, Bournemouth University and Prof. HIROKO OE | A Discussion on Triple Helix on SME’s Development
in Thailand |
<閉会式> 16:45-16:50 閉会挨拶 遠山茂樹 会長 (全国大会 実行委員長)
<交流会> 17:00-18:50 1Fカフェテリア (司会:調整中)
2.「JICS便り」名誉会長 片方 善治 ―情報文化学のさらなる進化と発展を―
少し古いデータであるが、2015年時点でのアメリカのコンピュータ・サイエンス分野の修士号取得者数は3万人強である。これに対してわが国のそれは3千人強とアメリカの十分の一である。この大きな格差は私の知る限り今も続いている。この累積格差は巨大である。この累積格差に対して、どのように対処していけばよいか、わが国に水を引くようであるが、情報文化学を進化・発展させることがその一つであると考える。情報文化学はコンピュータ・サイエンス分野を施設系としてとらえ、情報に関する理念系、人間を中心に考えるデジタルシステム(人間系)の三つの系を軸とした複合領域の学問体系である。最近、文理融合の重要性がさかんに言われるが、情報文化学はその先駆的役割を担ってきた。テクノロジーだけでなく、人間、社会、組織、価値観など、多様な要素の連関を考案しなければならない時代になってきたのである。情報文化学の進化・発展に、今後さらに重要になってくる。前述のアメリカとの大きな格差を認識しつつ、わが国はわが国なりの特徴ある成果を積み上げて、世界に貢献する道を歩むべきであると考えている。 |
詳しくは、ニューズレターNo.73をご覧ください。