日本学術会議ニュース No.621

投稿者: | 2018年1月12日

日本学術会議(本学会は同会議の協力学術研究団体です)からのお知らせを掲載いたします。

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.621 ** 2018/1/12
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【開催案内】
公開シンポジウム 「第1回フューチャー・デザイン・ワークショップ」
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◆日 時:2018年1月27日(土)12:30-18:30
2018年1月28日(日) 8:30-14:40

◆場 所:総合地球環境学研究所(京都市北区上賀茂本山457 番地4)

◆主 催:日本学術会議経済学委員会・環境学委員会合同フューチャー・デザ
イン分科会、大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境
学研究所、高知工科大学フューチャー・デザイン研究所

◆参加費:無料

◆申込み先:総合地球環境学研究所 iwasaki@chikyu.ac.jp (担当・岩崎)

◆開催趣旨:
私たちの社会の仕組みの二つの柱は市場と民主制です。市場は「将来世代を
考えて資源を配分する仕組み」ではありません。というのは、将来世代は存在
しないので、残して欲しいものがあってもそれを市場で表明できないからです。
さらには、民主制も、今の人々の利益を実現する仕組みであり、「将来世代を
取り込む仕組み」ではありません。選挙で遠い将来の人々にとって良い政策を
提示したところで、その候補者は当選しないでしょう。つまり、私たちの社会
の仕組みは将来世代の可能性を惜しみなく奪っているのです。
それではどのような仕組みを考えればよいのでしょうか。「今の利得がたとえ
減るとしても、これが将来世代を豊かにするのなら、この意思決定・行動その
ものがヒトをより幸福にする」というヒトの性質を「将来可能性」と呼びまし
ょう。将来可能性を生む社会の仕組みのデザインとその実践を通じて、市場と
民主制を変革する新たな社会の構築を目指すのがフューチャー・デザインです。
フューチャー・デザイン研究を開始した研究者の初めての会合が今回のフュー
チャー・デザイン・ワークショップです。

◆講演プログラム等、詳細はこちらをご覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/258-s-1-2.pdf

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【国立国会図書館からの御案内】
国立国会図書館支部図書館制度創設70周年記念
国際シンポジウム「イノベーションと公共部門の役割」
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国立国会図書館は、立法府に属する国立図書館として、支部図書館制度の下
で資料・情報の側面から行政・司法部門を支援しています。国立図書館がこの
ように各部門に置かれた支部図書館と連携して立法、行政、司法の三権へのサ
ービス提供を可能とする制度は、世界的にも例がありません。また支部図書館
制度は、行政・司法部門から生み出される情報を、国立国会図書館への納本を
通じて公衆に提供する重要な役割も担ってきました。
平成30年、支部図書館制度が国立国会図書館の開館とともに70周年を迎え
ます。この機会に、現代社会における公共部門の役割について、イノベーショ
ンにおける官民の境界を超えた相互作用、責任ある研究・イノベーション(RRI)、
イノベーションをめぐる政治経済といった視点から、藤垣裕子東京大学教授、
柳川範之同教授ほか、海外からも第一線の研究者をお招きし、米国、EU(欧州
連合)、北欧の経験も踏まえながら議論します。
英日同時通訳付き、入場料無料です。ぜひご参加ください。

■日時
平成30年3月1日(木)14時~17時(13時30分開場)
■会場
国立国会図書館東京本館 新館講堂(千代田区永田町1-10-1)
■プログラム
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20180301symposium.html
■参加費
無料
■申込み方法
国立国会図書館ホームページの参加フォームからお申込みください
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20180301symposium.html
※フォームでのお申し込みは2月9日(金)17時まで。
2月10日(土)以降は、件名を「3/1国際シンポジウム申込」とし
(1)お名前・お名前のヨミ、(2)ご連絡先、(3)その他(登壇者への御質問等ござ
いましたら御記載ください。パネルディスカッションの参考といたします。)
をご記入の上、lecture@ndl.go.jpまでお送りください。
■申込み締切
平成30年2月21日(水)17時
(先着順で定員250名となり次第、受付を終了します。)
■問合せ先
国立国会図書館 総務部支部図書館・協力課協力係
電話:03-3581-2331 メールアドレス:lecture@ndl.go.jp

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