本研究部会は島村和典委員長(NTTヒューマンインタフェース研究所)・石川徹也副委員長(図書館情報大学)のもと、第7回まで回を重ねてきましたが、委員長交代により 、次回からは新体制でスタートすることになりました。新委員長はNTTデータ通信 技術開発本部マルチ メディア技術センター長の荒川弘煕氏です。マルチメディア研究部会に対する皆様のご協力・お力添えに感 謝申し上げますとともに、今後ますますのご教導と多数のご参加をお願いいたします。
1999年度より副委員長は石川徹也から石川幹人(明治大学)に交替しました。
1:30-2:20「XMLの法律分野への応用」
和田悟(明治大学政治経済学部)
WEBベースの情報記述・交換のフォーマットとして注目されている XMLについて紹介し、その社会科学分野への応用の一例として法律 分野への応用を取り上げる。
2:30-3:20「著作権管理の動向」
仲宗根友恵(NTTデータマルチメディア技術センタ)
権利管理情報と技術的保護手段に関して行われた著作権法の改正点、 著作権管理に関するいくつかの理論等を紹介し、著作権を扱うシステムについて考察する。
3:30-4:20「WWW情報検索及び情報検索コンテストの動向」
佐藤光弘(松下電器産業マルチメディアシステム研究所)
WWWで情報を入手する手段として検索エンジンが定着してきた. ここでは,まず近年のWWW情報検索における技術動向について, Google等で利用されているHTMLリンク情報を積極的に利用した検索 技術を中心に紹介する.次に,情報検索分野における研究動向のうち, この分野の発展に大きく貢献してきた国内外の情報検索コンテスト (TREC, IREX, NTCIR)の動向について紹介する.
4:30-5:20「学習環境の社会的状況デザイン―対戦ゲームを用いた情報教育の試み―」
加藤浩(メディア教育開発センター)
状況的学習論の立場に立てば,学習環境をデザインすることは, (学びの)コミュニティをデザインすることと言っても過言ではない. その中には教具教材のデザインは言うまでもなく,活動のデザインも 含まれる.ここでは,アルゴアリーナという相撲対戦シミュレーション ゲームを導入することで,学校的授業とは異なる状況を設定した情報 教育を試みたので,それを事例に,学習環境のデザインについて考察する.
2.マルチメディア研究部会幹事会
1)委員長
荒川 弘熙 NTTデータ通信(株)
2)前・副委員長
石川 徹也 図書情報大学
3)現・副委員長
石川 幹人 明治大学文学部
101-8301 千代田区神田駿河台1−1 明治大学研究棟1039号
(支部長:増田祐司[東京大学])